The Third & The seventh

The Third & The Seventh from Alex Roman on Vimeo.

個人でもここまでのCGを制作する人がいます。
どこまでがCGなのか分からないかもしれませんが、下の映像を見ると、
ほとんど全てがCGと分かります。

Compositing Breakdown (T&S) from Alex Roman on Vimeo.

私の作っているCGとどこが違うのか、考えさせられます。

3DSMAXとSketchUPでは機能は全然違うけど、レンダーが同等なら、
単純な静止画やウォークスルーアニメーションでは差はでない。ハズなのに。

メイキング映像を見ると、SketchUPのモデルを使っているではありませんか。
モデリングでは大差はないようで、テクスチャ設定で違いが出ているようです。
4:30あたりから始まる打放しコンクリートの設定をみると、
ものすごい勢いでテクスチャを作りこんでいることが分かります。

Exeter Shot — Making Of from Alex Roman on Vimeo.

テクスチャ設定、適当に『それらしく』できるようになって舐めてました。
経験やソフトの習熟度の違いもありますが、たぶん一番の違いは『見えるままに作る』という
意識の違いにあると思い知らされます。
たぶん普段から現実空間にある色々な素材の反射や凹凸、
汚れ具合などの質感をじっくり見ているのでしょう。

でも、逆に言えばそのつもりで作れば、もっとリアルなCGになるということ。
精進あるのみです。

CGチュートリアル

CGの勉強を始めた頃、ソフトが高かったり、情報が少なかったりしてとても困りました。
でも、インターネットのおかげで最近はかなり役立つ情報が得られるようになりました。
中でも、『チュートリアル』という、HowToを教えてくれるサイトはとても便利です。

最近見つけたチュートリアルはwww.ronenbekerman.com
http://www.ronenbekerman.com/category/tutorials/
リアルなCGを作る技術もすごいですが、惜しげなく方法まで教えてくれる懐の広さ。
世界は広いというか、正直、適いません。

画面のキャプチャや操作方法の動画等があるので、テキスト本よりずっと分かりやすいです。
『ソフトの使い方はWeb(動画)で覚える。』 これがこれからのスタンダードになると思います。

youtubeではSketchUPの操作動画がいっぱい上がっているし、
ソフト全般では、動画マニュアル.comなんてところもあります。
http://www.dougamanual.com/index.html
すごい時代になったものです。

Silo修行中

チュートリアルビデオを見ながら、なんとか使えるようになってきました。
早速今回作りたいモデルのテストに挑戦。

一日でここまでできたので成果はまずまずです。
なんとかモデリングの取っ掛かりもつかめたので、調子に乗って
SketchUPに配置してさらにMaxewllRenderにてレンダリング。

今度こそ、なんとか行けそうな気がしてきました。

Silo (サイロ)

Moiはナーブス系モデリングではとっつきやすくて良かったのですが、
色々作っていくうちに気がついたことがあります。

一つはナーブスモデリングだけでは効率が悪いこと。
色々なアプローチで曲面を作れますが、
曲面同士を思い通りにつなげたりするには名人芸的なスキルがいるようです。

もうひとつは複雑なモデルになるとブーリアンやシェル(厚み付け)が
できないことがあるようです。
建築系モデルではすべての壁に厚さを持たせるのでシェルは必須。
曲面を表裏別々にモデリングするなんて狂気の沙汰だし。

そうするとやはり、ポリゴンモデラーが良さそうなのでSiloというソフトを試してみました。
英語で、GUIがよくないので『とっつきにくい』ソフトではありますが、
安いし、慣れればモデリングもしやすいそうです。

3D-CAD系のモデリングばかりしてきたのでポリゴンモデリングはどうにも馴染めませんが、
食わず嫌いもいかんので、ここでがっちりモノにしたいと思います。

Moi(モアイ) 3D

SketchUPは建築系モデリングに強いことは確かなのですが、
反面、曲面やブーリアン(図形の合成)がとても苦手です。

曲面の建物なんて、まず関わらないと思っていましたが、
ここに来てどっぷり関わってしまったので、これを機に新たなモデラーを
習得することにしました。

その名もMoi(モアイ:Moments of Inspiration)。
直訳すると『閃いた瞬間』ってことでしょうか。
NURBSモデラーは初めてですが、そのモデリング方法は知っていたのと
ソフト自体の操作性の良さもあり、なんとかなりそうな感じです。

模様替えシミュレーション

居酒屋をやっている友人から、模様替えのシミュレーションの話を頂きました。
早速現地を実測しモデルを作成、何パターンかで壁のテクスチャを設定し
レンダリングをしてみました。

欧米の大工の格言で 『二度測って 切るのは一度』 というのがあるそうです。

設計・シミュレーションをきっちり行って、目指している空間を一発で作る。
イメージの不一致から起こる 『やり直し』を、費用のウエイトの一番重い工事から
安い設計へとシフトすることはとても意味の有ることだと思います。

ただ目下の問題は 『モノは有料、設計はタダ』 みたいな風潮が蔓延している世の中で、
シミュレーションの有効性を如何に説くかというところにあります。

プリウス問題

トヨタのプリウスのリコールが問題となっていますが、
その背景にはシュミレーションソフトの過信があったといわれています。

シミュレーションの問題ということで、設計に関わる仕事柄
無関係ではないので、少し掘り下げて考えてみたいと思います。

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アニメーション

2010
anime2010

今年の年賀状のCGをアニメーションにしてみました。
年末に自宅の仕事用にクワッドコワのPCを組んだのでテストも兼ねて。
なかなか快調に、10時間くらいのレンダリングで完成しました。

謹賀新年

2010

明けましておめでとうございます。

しばらく休んでしまっていたblogですが、新年ですし、また復活したいと思います。

本年もよろしくお願いします。

デュアルPC、デュアルディスプレイ

職場でデスクトップPCとノートPCを併用しているのですが、
一組のマウスとキーボードで使いたいと思い、色々調整しています。

KVMスイッチといわれるKeyboard、Video、Mouseの切替器を使っていたのですが、
これだとモニタを排他的にしか使えないので、ノートPCをちょっと操作したいときでも
いちいち切り替えねばならず、ノートPCのモニタを使わない点でもリソースのムダといえます。

そこで、KVMスイッチを使いつつ、更に『DOKODEMO』というソフトを導入してみました。
dokodemo_demo

このソフトを使うとLAN経由でマウスとキーボードを共有できるようになります。
説明が難しいのですが、モニタを2台並べ、それぞれ別のPC画面を表示させおき、
マウスが端まで来ると隣のPCを操作できるようになります。

LAN経由でクリップボードも共有してくれるので、
デュアルディスプレイと似た感じの操作感なのですが、画面は別々のPCにつながっています。
複数のPCを並列に、同時使用できる、まさにマルチタスク状態になります。
ノート側でチャットソフトやyoutube動画や音楽を流しておくなどの
軽い作業をするときに重宝します。

ノートPCの作業を大画面で行いたいときは先ほどのKVMスイッチの出番となります。
ノートPC側で普段表示させている解像度と違うので、解像度の変更にひと手間かかり、
ちょっと切替が煩雑なのが残念です。
ここら辺を自動化するソフトがあるといいのですが。

デスクトップ2台の環境なら更にデュアルディスプレイという選択肢も出てくるので
デュアルディスプレイの切替ができるKVMスイッチ、とLANによるマウス・キーボード共有を
ごちゃ混ぜにした商品も出てくるかもしれませんね。