今回、建物はSketchUPの3Dギャラリーから拝借し、
樹木やディテール、テクスチャを修正する程度で手抜きをして
ドラゴンの方に全力投球しました。
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2012年も明けて半月が過ぎてしまいました。今年もよろしくお願いします。
恒例となってきた年賀CGでは、毎年新しいことに挑戦し続けています。
今回はBlenderを使って作成してみました。
普段やっている建築CGは直線・平面がほとんどなので、ドラゴンのような有機形状は苦手分野。今年は特に大変でしたが、何とかやりたかったことは盛り込むことができました。
Blenderのテストをしてみました。
ウチのPCはグラフィックボードがATIなのでGPUレンダラーとしての
Cyclesの能力は分かりませんが、core i7の8スレッド処理だけでも
十分速い描画で驚きました。
お題はこちら。
gundam_1
『見せてもらおうか、新しいレンダーの性能とやらを。』
SketchUPではHDRIのプレビューが出来ず、設定に手間取っていましたが、
HDRIの3D空間内の挙動も分かり、勉強になりました。
リアルタイムレンダリングでここまで来ると
最早CGをいじっている気がしなくなってきます。
今年も行って来ました。
去年からの更新記事の少なさがよく分かります…
2回目の参加なので目新しい話題は特にありませんでしたが、
講演内容はそれぞれ奥が深く、面白いものでした。
道中、やっと『業界が一変する BIM 建設革命』を読み終わり、
内容の復習にもなりました。
今回はSketchUPやPodiumの販売を行なっているAlphacoxが参加していたので
根堀葉堀、色々聞いて来ました。
そろそろ表現的にはSketchUP+外部レンダーで限界が見えてきているので、
次のステップは3D統合環境かと色々探っています。
目下、無料のBlenderに挑んでいます。
ものすごいポテンシャルを持ったソフトですが、建築系、しかも日本では利用者が少ないのがネックです。
精密に作らた建築模型は技術と根気の芸術だと思います。
自称SketchUP職人の私はほとんど模型を作りません。
と言うか、建築模型はハッキリ言って苦手で、模型作りの技術は学生時代から進歩していなく、
可能な限り避けてきた道です。
そんな私が久々に模型作りをすることになったので、SketchUPデータを活かしつつ
最低限の技術で模型を作る方法をまとめてみます。
無謀にもテクスチャ入りの模型に挑戦してみます。出来栄えは如何に!?
今回は第一回、【型紙作り編】です。 Continue reading
6月末に応募した、JARA(日本アーキテクチュラル・レンダラーズ協会)主催の
パースの国際コンペ、『美術館・博物館を描く』の表彰式があり、
私の作品が『優秀賞』を頂きました。
http://jara30th.jara-net.com/02/announcement.htm
11の美術館・博物館から題材を選ぶのですが、中でも唯一建設前だった、
伊東豊雄設計の台中オペラハウスにしました。
以前のブログで少し記事にしましたが、この建物の『エマージンググリッド』という構造は
モデラー泣かせで、非常に苦労しましたが、やりがいのある物件でした。
別段絵画を学んだわけでなく、パース屋さんというよりシミュレーション屋を目指す私は
腕試しのつもりで挑んだのですが、まるで自信のなかった絵心的な部分で評価を頂き、
本人が一番驚いているところです。
正面すぎて立体感・建物の特徴が表れていないという評価も頂きましたが、
これについては当初から分かっていて、モデリング後に360°から眺めまわし、
レンダリングしまくった結果、それでもこの建物は正面が一番絵になると思い、賭けに出ました。
そういった部分ではシミュレーションが成功したと勝手に解釈しています。
推薦してくださった審査員の方々、また、挑戦の機会を与えてくださった
JARAのコンペ実行委員会の皆様に、この場を借りて感謝を致します。
SketchUPの標準機能でできなかったことに
FUR(毛むくじゃら)のモデリングがありました。
プラグインを作ってくれた人がいたので早速入れてみました。
すごいプラグインを作る人がいたものです。
ポリゴン数が一気に増えるので、近景でしか使えませんが、
インテリアのシーンのラグとか、使い道は色々ありそうです。
The Third & The Seventh from Alex Roman on Vimeo.
個人でもここまでのCGを制作する人がいます。
どこまでがCGなのか分からないかもしれませんが、下の映像を見ると、
ほとんど全てがCGと分かります。
Compositing Breakdown (T&S) from Alex Roman on Vimeo.
私の作っているCGとどこが違うのか、考えさせられます。
3DSMAXとSketchUPでは機能は全然違うけど、レンダーが同等なら、
単純な静止画やウォークスルーアニメーションでは差はでない。ハズなのに。
メイキング映像を見ると、SketchUPのモデルを使っているではありませんか。
モデリングでは大差はないようで、テクスチャ設定で違いが出ているようです。
4:30あたりから始まる打放しコンクリートの設定をみると、
ものすごい勢いでテクスチャを作りこんでいることが分かります。
Exeter Shot — Making Of from Alex Roman on Vimeo.
テクスチャ設定、適当に『それらしく』できるようになって舐めてました。
経験やソフトの習熟度の違いもありますが、たぶん一番の違いは『見えるままに作る』という
意識の違いにあると思い知らされます。
たぶん普段から現実空間にある色々な素材の反射や凹凸、
汚れ具合などの質感をじっくり見ているのでしょう。
でも、逆に言えばそのつもりで作れば、もっとリアルなCGになるということ。
精進あるのみです。
CGの勉強を始めた頃、ソフトが高かったり、情報が少なかったりしてとても困りました。
でも、インターネットのおかげで最近はかなり役立つ情報が得られるようになりました。
中でも、『チュートリアル』という、HowToを教えてくれるサイトはとても便利です。
最近見つけたチュートリアルはwww.ronenbekerman.com
リアルなCGを作る技術もすごいですが、惜しげなく方法まで教えてくれる懐の広さ。
世界は広いというか、正直、適いません。
画面のキャプチャや操作方法の動画等があるので、テキスト本よりずっと分かりやすいです。
『ソフトの使い方はWeb(動画)で覚える。』 これがこれからのスタンダードになると思います。
youtubeではSketchUPの操作動画がいっぱい上がっているし、
ソフト全般では、動画マニュアル.comなんてところもあります。
http://www.dougamanual.com/index.html
すごい時代になったものです。