Category Archives: 松本散歩

全国城下町シンポジウム

先週末、青年会議所主催の『全国城下町シンポジウム』という会合があり、
安藤忠雄氏の講演と湧水案内のボランティアに呼ばれていたので出かけてきました。

安藤さんの講演会は途中までしか聞けませんでしたが、震災復興の話など最近の話もあり、
『仕事がなければ自分で作れ』というメッセージがあちこちにあって元気と勇気をいただけました。

著書『連戦連敗』を買ってサインも頂いてきました。
去年から一年で藤森照信氏、伊東豊雄氏、安藤忠雄氏と、私の中の3大建築家のサインを
集めることができました。

サインを貰って喜んでいるだけではいけない。
いつかは自分もサインを求められる側になりたいものだと、
安藤さんの話を聞いて思いました。

みずのタイムトラベル

前回からものすごく間があいてしまいました。

先日、松本市で行われている『工芸の五月』のイベント、
『みずのタイムトラベル』に参加してきました。

http://mizusanpo.exblog.jp/

去年初めて参加して以来、街歩きに目覚め、その後
湧水案内人講座や松本都市デザイン学習会というまちづくりの活動にも
参加させていただくようになりました。

あれから一年、それなりに松本の街に詳しくなった気でいましたが、
今年はもっとマニアックなコースになっていて、
まだまだだと思い知らされました。

また来年も参加したいと思います。

太鼓まつり

太鼓まつりをやっているので
娘と娘のひいばあちゃんと一緒に見に行ってきました。
昨日、今日、昼の部はパルコ前の花時計公園、
夜の部は松本城入り口広場でやっています。

太鼓まつり

太鼓まつり

上手な人達の太鼓の音を聴いていると
だんだん胸が高鳴って、鳥肌が立ちそうになります。
シンプルな楽器なのに、色んな音やリズムがあって、
演奏する人も聞く人も一緒に楽しめる太鼓って、
スゴイと思います。

太鼓まつりには地元や遠方、子供や大人など
色々なグループが参加して、様々な演奏が見れます。
松本市のイベントの中で、個人的にはかなり気に入っています。
また来年も見に行きたいと思います。

みずのさんぽ

松本市で行われている『工芸の五月』イベントで、旅行社みずのさんぽが企画するツアーのひとつ、
『建築家とめぐる城下町 みずのタイムトラベル』に参加してきました。
(もちろん建築家としてでなく、一般参加者としてです)

女鳥羽の泉

5月中に何度かあって、色々な建築家の方が案内をされていたようですが、最終日の昨日、
やっと参加出来ました。
すごく人気のあるツアーのようで、二班に増やしたそうですが、定員になるギリギリのところでした。

今回のガイドはHAL設計室の荒井さんと山田設計の山田さんのお二人で、
私は荒井さんの班に参加させていただきました。

私は大学以降松本に住むようになり、松本の井戸や水路にとても魅せられて、
よく自転車で水源めぐりをしていたのですが、歴史的なことは全く知らなかったので
今回のツアーはとても勉強になりました。

縄手の水路

ガイドの荒井さんは建築だけでなく植物や松本の歴史に造詣が深く、
2時間のなかではとても話尽くせない様子でしたが、
通ったことのない路地や普段見落としていた建物の見方など教えていただき、
郷土への愛着がひしひしと伝わってきて、
松本が良い街であることが再確認できました。

運営する『みずの旅行社』のスタッフの方々も、大学生やボランティア主体だったらしいですが、
アットホームな雰囲気で良かったです。

また来年も、参加したいと思います。

『現地集合』

松本の街中を歩いていると、居酒屋の看板で『現地集合』という文字が目に入りました。
 『現地集合』
なんとフリーダムな匂いのする言葉でしょう。

高校のとき北海道にいたのですが、何の交通機関もないキャンプ場に
『現地集合』となるクラス旅行がありました。
帰りのバスだけ全員で乗り、現地までは2~4人程度の小グループで移動。
移動方法も自由で、途中どこかで1泊することがルールでした。

私のグループは行けるところまで電車でいき、そこで民宿に素泊まりし、
そこからはヒッチハイクと徒歩という、比較的無難な方法でたどり着きました。
現地に集合し、キャンプファイヤーをしながら、どうやって来たかを発表するのですが、
ツワモノのグループはヒッチハイクを重ね、一度青森まで船で渡ったり、
全行程徒歩だったり、野宿をしたり、琥珀色の発泡性液体を飲んだの飲まないだの、
さまざまな武勇伝が生まれました。
ちょっとした『スタンド・バイ・ミー』のようでした。

北海道という土地が牧歌的で、進学校でデキる連中が多かったこともありますが、
先生と生徒の信頼関係が強かったのは確かです。
もちろん(表立った)問題は起こらず、良い思い出となるクラス旅行となりました。

信頼するなら手綱を放す。なかなか難しいことです。
最近のルールだらけの世の中では
盗んだバイクで走り出したくなるのも分かる気がします。
建築業界もルールの厳格化の一途。
政権交代で責任逃れ・ルール頼りの弱腰行政も改善されるといいのですが。

小学校のころ『家に着くまでが遠足です』と事なかれ主義の先生は言ったけど
人生そのものが目的地の決まっていない遠足だと、大人になって思います。

失われた風景

Googleの出しているPicasa3というソフトで、撮り溜めた写真を整理していたところ、
もう見られなくなってしまった風景が出てきました。

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