建築を行う際、確認申請という役所に法的なチェックを依頼し
許可を受ける必要があります。
(これを偽装したのがアネハ事件でした)
その内容は建築計画概要書というダイジェスト版になっていて
役所に行けば誰でも見ることができます。
今回、初めて閲覧をしてみました。
実家の友人宅の隣に3階建て住宅が建設中なのですが、
道路斜線制限があるので3階は建たないのではという疑問があり、
所用で役所に行った際、建築計画概要書を閲覧させてもらいました。
計画概要書の閲覧させてもらうのは初めてだったのですが、
役所の人が言うにはよくある事だそうです。
敷地や前面道路も正確に書かれていて、
これだと道路斜線にかかるはずと思いながら見ていたら、
『高さ制限は天空率にて検討』
の書き込みを発見。
なるほど。その手があったか!と納得しました。
天空率計算とは少し面倒な計算になるのですが、
3次元的なシミュレーションを行うことで検討をする、
斜線制限に代わる高さ制限方法で、
形状によっては斜線制限以上の高さでも許可をもらえるようになります。
私も以前天空率計算にて確認申請を行ったことはあり
その有効性は知っていましたが、住宅での例は初めて見ました。
ほかの人の設計を見ることも勉強になるものだと思いました。
計画概要書の閲覧が勉強になること、天空率計算の有効性
今日は二つの発見がありました。